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京都をはじめとした関西では古くから季節感、高級感がある食材として重宝される鱧(はも)。
今回は、8月3日が鱧の日であることにちなみ、関西では「夏の風物詩」として親しまれる鱧(はも)についてご紹介いたします。
鱧(はも)は食む(はむ)に由来
はもは、うなぎや穴子に姿は似ていますが、
歯が非常に発達しており、口を開くと上下両あごに鋭い歯が並んでいます。
その鋭く尖った歯で噛みつくことから、名前は食む(はむ)に由来しているとか。
京都の鱧は山で獲れる!?
昔京都で食されていた鱧は、瀬戸内などの産地から魚屋が担いで運んでいたそうです。
輸送技術が発達していない当時、
夏の京都まで「生きたままで運べるのは鱧くらいしかいない」と言われたほどでした。
そんな鱧を運ぶ最中、その強い生命力から山で鱧が逃げ出すことがありました。
鱧は皮膚呼吸ができるため、水がなくても1日ほど生きていけるのだそうです。
山で鱧を見つけた農民が、「海にいるはずの鱧が山で獲れる」と言ったことから、
「京都の鱧は山で獲れる」という言い伝えができたそうです。
上品な味わいが特徴
その見た目や特徴とは反する、噛めば噛むほどに増す上品な旨味や食感が魅力の一つ。
暑いこの時期は、湯引きで梅肉などと一緒にさっぱりとお召し上がりください。
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8月「今月の何の日カレンダー」はこち